9月5日 中岳朝駆け 出た~!5重ブロッケン?

牧ノ戸⇒沓掛山⇒久住避難小屋⇒御池⇒中岳ピストン
PENTAX K10D / NIKON F80D
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昨日のこのBlogのアクセスが非常に増えていたのはナゼカ?実は師匠と共に九重のHPで質・量共に双璧をなす永松氏の「ようこそ九重連山へ」の本文中に
ココのリンクが有った事がその理由らしい。「ありがとう、永松さん。また会った時はリンクして下さい。」


話は変わって土曜日の山行記。金曜の夕方、僕の登山パートナーT君から電話が。朝駆け行くなら付き合うよ、との事だが、どうした風の吹き回しなのか?
僕とは嗜好が違っていて九重よりも祖母・傾や大崩により魅力を感じるタイプなんで、でも、有り難い申し出、即答で一緒に登る事に。彼と登るのはGWに
古祖母に登って以来だ。今回は多分間違い無くDSLRを買ってまだほとんど撮っていないからだろうとは思えたが。

11時に彼の家に行き(僕が土曜は仕事が有るんでバタバタ登ってバタバタ下山後、即仕事に向かう為)2台で牧ノ戸を目指した。途中、小国のコンビニで
食料調達後瀬の本へ向かったが、走る道路正面に壁のような雲海の塊が月明かりに聳えている。ちょっと心配になりながらも瀬の本を過ぎ牧ノ戸へ。
雲海はちょうど九重を挟んで左右に別れているみたいで、牧ノ戸は無風快晴、満月前の月が煌々と照らし、いつもは真っ暗な牧ノ戸駐車場もヘッドランプ
もいらないくらいに明るかった。2:30出発の心算でちょっと仮眠を取ったが、この間で朝駆け仲間の山下さんが到着し、既に入山して行ったらしかった。
目覚めた後、友人の車を挟んだ横に山下さんの車を発見、まあ後で中岳か天狗で会うだろうと思っていたが、彼は予想に反して盟主に登っていたらしく
結局会わずじまいだった。

準備をし、2:45入山。最近はちょっと、ほんとにちょっとスリムになり、牧ノ戸コースのコンクリ道もちょっと楽に登れるようになったと思うが、それでも
健脚のT君に追い立てられるようにハーハー言いながら登って行った。例の当に成らない温度計は13℃を指しているが、時折吹く風が生暖かい感じだ。












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沓掛を過ぎ、ケルンの広場で一度小休止、星生崎下の岩場を超え、避難小屋着。今日も1時間20分、中々快調なペースだった。途中、あれだけ快晴だった空も
扇ヶ鼻分岐を過ぎて急にガスっぽくなり、小屋からは盟主も天狗も星さえも見えなくなっていた。これもガス男の定評(僕が言ってるだけだが)が有る山下さんが登っ
ているからかなぁ、と勝手な事を思いながら小休止の後、中岳へ。牧ノ戸からちょうど2時間、ガスでちょっと湿った吊尾根手前で下半身びしょ濡れになりながらも
山頂着。標識越しに見る月も出たり隠れたりを繰り返している。




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ガスが薄くなった時を見計らって見渡すと、周囲は雲海で溢れ、坊ヶツルにもかなり流れ込んでいそうだった。取り敢えず三脚をセット、汗に濡れたTシャツの着替
えを済ませダウンを羽織る。さすがに9月の山頂は肌寒い。風も強くは無いもののそれなりに吹いている為にちょっと手がかじかんでしまう。
テルモスのコーヒーとパンでお腹を満たし、後はガスが晴れるのを待つ。




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5時を回り大分空も白んできたがガスはまだ中岳山頂にもまとわり付いてくる。坊がツルから高さ数百メートルはあろうかと思える雲の壁が僕達が居る山頂に
まともにぶつかってきてホワイトアウト。通り過ぎて視界が少し回復。この繰り返しで時間が過ぎて行く。セットした三脚やカメラもびしょ濡れ、ザックやダウンも
湿っぽくなってきたが、5時半を回るとガスも少し薄くなる回数が増え、周囲も見えるようになって来た。大船奥が赤く色付いてきているが、ガス以外は快晴の為
焼けそうな雲も無く、夜明けは単調そうだ。が、雲海に救われそうな気がしてガスがこのまま程よい濃さを保ってくれる事を期待していた。




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願いが通じたのか、ご来光の時間はガスが薄くなっていて雲海の柔らかなベールに包まれた大船越しのご来光を目にすることが出来た。今夏の山行では
目に出来なかった光景だったので素直に感激した。T君も馴れないカメラで試行錯誤しながら撮っていた。僕はこの段階では自分の撮影に忙しく冷たい
かなぁ、と思いながらも撮り方のレクチャアをする暇は無かった(^^ゞ




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大船の形そのままの雲海がとても滑らかで美しく、坊ヶツル上の雲海も静かにそれでもダイナミックに波打っていた。




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視線を背後に移すと光がまだ届いていない盟主が月と共に雲海に浮かんでいた。東側から雲海が九重に流れ込み、盟主、中岳、天狗、星生は
見えるものの三俣、大船、平治は雲の下で姿を見ることは出来なかった。




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稲星もたまに姿を現す。




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神々しくて言葉を忘れる。




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今回のお気に入りの1枚。これだけでも僕は充分だ。




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ご来光の後もガスは一進一退で見えたり見えなかったりだったが、時折ブロッケンが現れて僕達二人を楽しませてくれた。撮っている時は影の周りしか
注視しないんで判らなかったが帰ってモニターで見てみると5重?の虹が僕の影を取り囲んでいた。




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時間が経つのは早いものであっという間に7時を回っていた。ここで僕は下山する事にして山頂でT君と別れた。吊尾根から御池をぐるっと回り
避難小屋はスルーして星生崎下の岩場へ。ここで登ってくる登山者に永松さんを発見。久しぶりの挨拶をし、情報交換。しかし年の頃は僕とほとんど
同じだと思われるが、颯爽としてナカナカカッコよく九重を愛する者としては師匠と共に僕の憧れる二人でも有る。
持ち上げるのはコレくらいにして(*^^)v 花散策をする時間も無いほど早足で駆け下りる。そう言えばカッコウ良いが、実際はバタバタヨレヨレ
で転げ落ちる、が本当だ。




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盟主山頂のカメラマン。これ、山下さんじゃないかなぁ。どうですか?山下さん。





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見上げればすっかり秋の空だが、恒例の登ってくる登山者の挨拶攻撃(失礼)にそこそこ返しながら転げ落ちた。



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東屋の所で今日初めて三俣を目にし我慢できずパチリ。

下山後、アクシデントの為高速に乗れず、玖珠のHONDAに寄り、安心した所で玖珠インターから鳥栖に帰着した。


しかし朝の山はもう秋の気配が色濃くなってきていて、今後の朝駆け装備は秋冬バージョンに変更しなければとも思うが、また重くなるし
その分継続してメタボを落とそう、と思う次第であった。
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