人気ブログランキング | 話題のタグを見る

9月18・19日 天狗ヶ城、大船朝駆け ツルが舞いガスが躍った夜明け

PENTAX K10D
牧ノ戸⇒久住避難小屋(ザックデポ)⇒天狗ヶ城⇒避難小屋⇒久住分れ⇒北千里
      ⇒法華院⇒坊がツルテン泊⇒北大船⇒大船⇒坊がツル⇒暮雨滝分岐⇒吉部
9月18・19日 天狗ヶ城、大船朝駆け ツルが舞いガスが躍った夜明け_f0173067_1520390.jpg

昨日夕方からこの3連休に家の事押し付けていた嫁さんにセメテモノ罪滅ぼしにと、佐賀のシアターシエマまで「クロッシング」を見に行って来た。でも北朝鮮の余りの悲惨さに二人とも意気消沈。食欲まで無くなり軽く時計台で味噌ラーメンを食べて帰ってきたが、逆効果だったかなぁ?

金曜日の夜、今回は久し振りのテン泊朝駆けの為にカメラをDSLR1台のみとした軟弱な僕は一路九重を目指した。今回は2日目の朝駆け後吉部に下山する為、ボッチさんと落ち合い車をデポする事にしていたので久し振りに九酔渓経由とした。飯田の農協駐車場に11時着、2時間程度仮眠をし、1時過ぎにボッチさんと合流、予定通りに車をデポし牧ノ戸へ向かった。
牧ノ戸へ着くと既に山下〇長と大島さんが準備中で、いつに無くザックが重たい僕達はペースが遅くなりそうだったので二人には先に入山してもらい後を追った。













9月18・19日 天狗ヶ城、大船朝駆け ツルが舞いガスが躍った夜明け_f0173067_11355423.jpg

今回大きな失敗を2つほどしてしまったが、1つ目は既にこの段階でしてしまっていた訳だが…。今回の写真がどうもおかしいと気付いたのは2日目の大船山頂での事で、カメラの測光方式が通常僕は中央部重点測光で撮っているんだが、いつの間にか設定がスポット測光になっていてそれに気付かずにいい加減に撮っていた。結果、アンダーやオーバーの安定しない写真の連発、明らかに変なんだがカメラの小さいモニターではこんなもんだろうと思っていたが、パソコンに取り込んでみて愕然。これからUPする写真は何とか拾えたもので色がちょっと変かもしれない、と言い訳を。




9月18・19日 天狗ヶ城、大船朝駆け ツルが舞いガスが躍った夜明け_f0173067_11512995.jpg

3連休初日でもあり朝駆けする人も多いのかなと思っていたが、予想に反して牧ノ戸は車も少なく後続の灯りも見えない。空は満天の星空で雲も無く、例によって単調ツルが舞う夜明けになりそうだった。結果はガスも発生せず事実そうなってしまったのだが。
避難小屋に着きザックをデポし、天狗へ向かった。サブザックで軽くなり風も無く歩きやすいのだが、スピードは全然上がらず息が切れるのもまったく同じだった。最後の斜面を登り切ると山下さんと大島さんが待機中で、結局天狗は最後までこの4人だけだった。他には久住、中岳に1つずつ灯りが見え、大船のまだ下の方にも灯りが見えた。




9月18・19日 天狗ヶ城、大船朝駆け ツルが舞いガスが躍った夜明け_f0173067_12334949.jpg

ご来光も6時を回るようになって来ていて朝駆けは大分楽にはなってきたが、肝心の東の空には雲は無く、西の方に良い感じの雲があった。




9月18・19日 天狗ヶ城、大船朝駆け ツルが舞いガスが躍った夜明け_f0173067_12374545.jpg





9月18・19日 天狗ヶ城、大船朝駆け ツルが舞いガスが躍った夜明け_f0173067_1238014.jpg

天狗から見て大船の右側の霞の中からのご来光だが、部分部分を見れば充分綺麗な夜明けだった。飛行機雲がアクセントを付けてくれてはいたが、やっぱり「単調ツル」は華麗に舞っていた。




9月18・19日 天狗ヶ城、大船朝駆け ツルが舞いガスが躍った夜明け_f0173067_1332441.jpg

夜明け後もガス待ちでしばらく山頂に留まっていたが、待てど暮らせどガスは発生せず、明日も有るので避難小屋へ戻ることにした。




9月18・19日 天狗ヶ城、大船朝駆け ツルが舞いガスが躍った夜明け_f0173067_1334023.jpg

避難小屋で小休止、下山する山下さん、大島さんと別れ坊がツルを目指して久住分れから降りて行った。




9月18・19日 天狗ヶ城、大船朝駆け ツルが舞いガスが躍った夜明け_f0173067_13354297.jpg





9月18・19日 天狗ヶ城、大船朝駆け ツルが舞いガスが躍った夜明け_f0173067_13355640.jpg

で、ここで2つ目の失敗。久住分れから北千里の外れまで来て何かザックに違和感を感じ確かめると括り付けていたはずのシュラフが無くなっていた(゜_゜)
テープの縛りが甘かったのか、ループだけがブラブラ。オカシイなぁ、ちょうどスガモリから降りきった所に有るケルンで休憩した時かな?と思い、ボッチさんには先に法華院に行ってもらい登り返した。でもケルンの所にも落ちて無く、ちょうど北千里を久住分れから降りてきた人に聞いても見なかったと。でも後々後悔するのもアレなんで久住分れまで登り返すのを覚悟して引き返してみた。硫黄山の横を過ぎてしばらく登っていると急に思い出したことが有り、試しに右手の枯れ沢に下りてみたらビンゴ。抉れた沢に転がっていたシュラフを見つけホッと一安堵。降りて来る時に間違えて登山道を外れていたんだった。




9月18・19日 天狗ヶ城、大船朝駆け ツルが舞いガスが躍った夜明け_f0173067_1353156.jpg





9月18・19日 天狗ヶ城、大船朝駆け ツルが舞いガスが躍った夜明け_f0173067_13533055.jpg

その後、法華院で待っていてくれたボッチさんと坊がツルに行きテントの場所を確保。程なく原園さんも長者原から合流し、半円形にテントを張り「なんちゃって登山隊」ベースキャンプを設営した。




9月18・19日 天狗ヶ城、大船朝駆け ツルが舞いガスが躍った夜明け_f0173067_13562678.jpg

朝駆け後でもあり眠くなる前にと法華院に昼食と入浴に行き、牛丼を食べ、いつもと違い飛び上がるくらい熱い風呂でかえって疲れ、談話室でダラダラした後テントに戻った。
テントに戻っても直射日光で暑くて堪らず、タープを張ったテントを横目でうらやましく思いながら
うとうとしていたらフェアビューさんが、続いてビールが一杯入ったビニール袋をぶら下げて永松さんが登場。永松さんは大船夕駆けでビール三昧みたいだった。




9月18・19日 天狗ヶ城、大船朝駆け ツルが舞いガスが躍った夜明け_f0173067_144975.jpg

夕方になり、急にガスが発生した空に星空撮影を諦め、大船山頂上の永松さんを思いやりながら簡単な食事を取り、明日もあるんで7時過ぎにはテントで寝る体制になった。しかし涼しいはずの坊がツルもこの日は寝苦しく、また遅くに到着してすぐ側にテントを張る登山者の物音にも邪魔されて持っていった文庫を半分まで読み進めるはめに。結局寝たのは11時を回っていた。




2日目の朝駆けに続く