7月2日 由布岳登山 僕の中でどうしても越さないと前に進めない壁

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越さないといけない壁。そうです、障子戸です。

高所恐怖症の僕が40才過ぎて初めてチャレンジした登山、由布岳。マタエから見上げる障子戸に圧倒され、同行の小学生が登って行く姿に自分自身の不甲斐無さを恨めしく思い、打ちのめされて下山した日。今でこそほとんど九重朝駆け専門、比重も写真に移ってしまっているが、ここでの屈辱(屈辱と言ってもあくまでも自分の心の中に刺さった棘のようなものだが)が登山に嵌ってしまったそもそもであった。以来、ずっと宿題のように残っていた。









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週最初の予報では午前中晴れマークも出ていたが、後半になるにしたがって曇り/雨に変わった土曜、何時もの仲間、標高800メートルの聖人クーチー君と誘われたらブツクサ言いながらもけっして断らない男気に篤いN君の3人で由布岳に登った。来る途中の大分道は霧に包まれて、由布院インターを降りて見上げる由布岳もすっぽりガスの中だった。登山口の駐車場に7時着。先客は4,5台、天候が崩れる前に午前中勝負の気持ちで取り付いた。行こうと思えば何時でも行けるが、なかなか足が向かなかった由布岳だが、今日は仲間と一緒だし、必ず障子戸をクリアするとの硬い気持ちで登って行った。




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ガス雨の中でも有り写真はほとんど撮ってないが、ところどころ咲いている山つつじやニシキウツギに癒されながら登って行った。




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休憩した合野越や、見えるはずの飯盛ヶ城もガスの中。何にも見えないジグザグ道を淡々と登りいよいよマタエへ。




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東峰に、と言いたくなる気持ちをグッと堪え、小休止後、気合を入れて障子戸に取り付いた。




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でもこの日は救いの神が2人も居た。一人はガス、いつもは嫌なガスもこの日ばかりは高度感を無くしてくれてアリガトウ。もう一人はN君、まだまだ山馴れしていないN君のビビリ様、ブツクサ愚痴を言いながらヘッピリ腰(もちろん人の事は言えないが)で登るN君を見ていると、段々冷静になっていく自分が感じられた。そしていよいよ僕の番だが、良く見ると手掛かり足掛かりがいっぱい有り、岩もしっかりしている。思い切って一気に登って行った。




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思えば僕の高所恐怖症、まだまだ全然克服は出来ていないが、少しは進歩の跡が感じられた。積年の懸案だった障子戸をアレ、アレ、行ける、行けると難なくクリア。アドレナリン出まくりで、西峰山頂に立った後も疲労感がまったく無く、ちょっと心配だった下りも楽々(今だから言えるのかも知れないが)、開放感いっぱいで下山した。




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下山後は降り出した雨の中、夢想園の露天で汗を流し、久留米のうまい焼肉屋で祝杯を挙げて帰宅した。50才を過ぎ、社会的にも家庭内でもさまざまな問題を抱える世代となった僕達だが、会えば高校時代に帰ったかのような錯覚を懐かせる友達との一日。しかもその友人に支えられての宿願の成就。忘れられない一日となった。次来る時はクリアな視界の日にチャレンジだ!

クーチー君、N君アリガトウ、また登ろう。
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