[番外編]12月4日 黒金尾根を登る

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尾平登山口⇒黒金尾根⇒縦走路出会⇒天狗岩⇒ミヤマ公園⇒障子岳⇒
              古祖母山⇒尾平越⇒トンネル登山口(大分側)⇒ショートカットを経て尾平登山口
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今回は純粋に登山を楽しむ為に祖母山系に行ってきた。友人のクーチー君が祖母を語るには黒金尾根を登らないと・・・と聞きかじった事を言っていたので、別に祖母は語らなくてもいいんだが、友人の有り難いのか有り難くないのか、まあ、有り難いことにしておくが、ほとんど九重専門の僕は祖母はお手軽に北谷からしか登ったことが無かったので一緒に登る事にした(笑)

AM3:30集合。メンバーは僕とクーチー君、それにクーチー君の同郷の後輩S君の3人だ。九州では屈指の標高差を誇る黒金尾根の登山口、尾平を目指して走り出した。
車中では、無類の猪好きで、最近の祖母山系での熊目撃情報についてかなり突っ込んで下調べをしてきていたクーチー君の「今日は熊ばぜったい探すぜ~!」の指令があり、最初に襲われる役(一番若いS君)、次に襲われる役(カメラは有るが腕が信用できないクーチー君)、最後に襲われる前に決定的な場面を撮影する役(取り敢えず瞬間だけは逃さないであろう僕)等分担もはっきり決まっていたが、実は登山口で3人が3人とも熊鈴をいそいそザックにぶら下げていた軟弱な3人組でもあった(笑)








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大部分が雨上がりの濡れた路面だったが、幸い天候は予報通り回復基調で雨が落ちて来る事はなかった。ガスっぽい小国を抜け瀬の本でトイレ休憩、コース上最後の竹田のコンビニで食料調達し6時過ぎに尾平着。準備を済ませ6:30に登山口に向かった。
薄暗い中、登山口から見上げる稜線にはガスが掛かっていたが、少し赤く色付いて来ていてこのまま日が当たる時まで入山するのを待とうかとも思ったが、ISO1600手持ち1/8秒でパパッと撮影し入山した。





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つり橋をくぐったりして渓流沿いを歩き、次のつり橋を渡り登山道へ。いよいよ黒金尾根の取り付きだ。今回は軽量化の為にと三脚は持ってきていないが、それ以外はあまり変わりが無く、逆にミカン等の水物を入れてきていたが為にそこそこ重いザックだった。
樹林帯の中で展望も無く、いつも九重での標高差400メートル登山に馴らされている身にはやっぱり標高差1100メートルはきつい登りで、100メートル毎に現れる標識にガッカリしながら登って行った(笑)





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途中稜線が見える所に来るとなにやら白いものが。嬉しい事にまったく期待していなかった樹氷がビッシリ付いているようだ。風がなかったんでそこまで寒かった気はしないが、山頂はけっこう冷え込んでいたようだった。





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樹氷が落ちない内にと気分は焦っているが、急に早く登れる訳でもなく、日頃下界でトレーニングをしているらしい二人に置いていかれない様に必死で登って行った(笑)

「まだ牧ノ戸にも届かんと~。」朝食抜きでさすがにこの辺はシャリバテできつかった。で愚痴ばっかり^^;





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それでも頑張ってコースタイムより大分早く天狗の水場へ。ここまで遠かった~。喉を潤し天狗の岩屋を見学。ここに10人は寝れんやろぅ、等等勝手な事をほざきながら最後の一踏ん張り。





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大分頭上が明るくなってきたら天狗岩が見えてきた。手前の潅木帯が樹氷でビッシリだ!(^^)!
前週九重で氷の樹氷は見たが、樹氷らしい樹氷は今シーズン初見。まさか祖母で初見するとは、九重の女神よ、お許し下さい(笑)
しかし初見の樹氷は真っ白で、逆光で見るとキラキラ輝き、見慣れているはずの僕も感動の景色だった。





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黒金尾根を登り切って縦走路に出会った。疲労感もそこまで無く、「やるじゃん、俺」と一人悦に入った。今日は祖母山には向かわず逆方向へ。クーチー君の祖母縦走一筆書きのピースを埋める為に障子岳から古祖母を目指すコースを取る。





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最初に天狗岩に立ち寄り、もちろん高所恐怖症の僕はずっと手前のピークから写真を撮った。





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さすがにこの時間では祖母山頂付近の樹氷は落ち加減だったが、障子岳や縦走路の南側は美しい樹氷で埋め尽くされていた。





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ガスが掛かっていた九重や阿蘇も次第にクッキリ。軟弱隊も九重登っているはずだが、どうだっただろうか。





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ミヤマ公園からちょっとのアップダウンで障子岳へ。





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昼にはちょっと早かったが、無人の障子岳山頂で昼食とする。ここが効率の悪い所だが、各々のバーナーでお湯を沸かしカップ麺を作った。もちろん僕は「山の棒ラーメン」(笑)





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食事の後は縦走路を一路古祖母を目指して出発した。パッと見、意外と近そうで大したアップダウンも無さそうだったが、結構下ってまた登って、小一時間かかって古祖母へ着いた。





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途中の良い感じの白骨林。





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山頂で休憩中の佐賀から来られた人にシャッターを押してもらい親父3人組の記念撮影。ここからは既知の道で1:30に尾平越に向けて出発した。





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展望台に寄道しながらもスピードアップ。本当にタフな二人だったが、ちょっと遅れながらもなかなか「やるじゃん、俺」(笑)





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難なく尾平越に着き、宮崎県側に降りたかった僕の意見を無視したクーチー君の後をシブシブ大分県側に降りていったが、僕の中での今日一番の難所はここの下りだった。滑れば数十メートル滑落しそうな崩落地や結構傾斜の有るトラバース、「何もわざわざここ行かなくても楽チンで降りれる道あるじゃん」ブーブー言いながら降りていった。





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それでも何とか無事に尾平トンネル大分側の駐車場に着き、行程の無事を祝いうまいタバコを燻らせた。小休止後、たまたま駐車場に来合わせた観光中の日向のご夫婦から大きすぎる飴玉を2個ずつ貰い(遠慮したが押し付けられた、が正解だが(苦笑))無理やり口に咥えてアスファルトを尾平目指して歩いていった。
途中ショートカット道に入り、鉱山道からほしこが前に出て4:10下山完了。万歩計ではほぼ3万歩、よく歩けた周回だった。トンネルまでの下りで気合が入ったのか、疲労感もさほど無くほどよい感じで「やるじゃん、俺」(笑)





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ガスが掛かり始めた稜線に別れを告げ、帰途九重高原コテージの露天風呂に入り、クーチー君御用達の黒川のソフトクリームを食べ8:30帰宅完了。

この山行で目出度くクーチー君にパートナーが。九重と祖母、志向の違う僕に遠慮して中々祖母山系に誘えなかったクーチー君だったが、S君がピッタリ祖母にフィット。大好きになったみたいで、帰りの車中では既に次回のコース設定を話し合い、車窓に映る祖母の姿をずっと名残惜しそうに見つめていた。

まあ、たまには僕も付き合うけど(笑)

来週はまたホームへ戻って朝駆けだ。
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