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2月19日 慰霊碑台地夕駆け

PENTAX K20D / FUJI GA645Zi
牧ノ戸⇒久住避難小屋⇒御池⇒中岳⇒池の小屋⇒慰霊碑台地⇒久住避難小屋⇒牧ノ戸
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昨日、日曜日。夕方からの好天予報を信じて12時入山で久し振りに夕駆けをしてきた。駐車場で山靴さん御夫妻、あかデミオさん、下山後、同じく夕駆けのSUMIさんと久し振りにお会いした。
日没と残照は残念だったが、その前はダイナミックな雲海の流れが素晴らしくまさにSUMIさん向きで、多分また良い写真撮っている事だろう(笑)

山行記

19日日曜。前日から当日の午後まで曇り予報だった為朝駆けを諦め、夕方からの好天予報に一縷の望みを賭け久し振りに夕駆けする事にした。

自宅を9時出発、黒木町を過ぎ日向神ダムまで来てみると路面には積雪が有り凍結状態。え~、ここから、ちょっとウンザリしながらもゆっくり走り、矢部村、鯛生金山、小国と順調に進み、黒川のコンビニで食料調達し牧ノ戸へ11:30着。もう既に下の駐車場は一杯で、しかたなく上の奥の方に駐車し準備をした。下山時間を考えるとなるべく下に止めて置きたいと思い直し、準備を済ませいつもの定位置へ行ってしばらく駐車場が空くのを待つことにした。待ってる時に周りを見てみると久し振りにお会いする山靴さん御夫妻が準備中だった。程無く駐車場所が空き、無事定位置に駐車。山靴さん御夫妻に挨拶をしているとあかデミオさんも来られていた。

準備が済んでいた僕は避難小屋で昼食を摂る為にみなさんより一足早く12時に入山した。













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空はどんより曇り空だが、たまに雲の切れ間から青空が覗く瞬間が有り、何とか予報通りに夕方晴れてくれそうな感じがしていた。





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午後になりそろそろ下山してくる人も増え、いつもとは逆の挨拶で、どう足掻いても僕達は人と同じ時間帯に登り降りするのは難しい嗜好らしい(笑)





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沓掛から見える山もすべてガスの中。





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のんびり写真を撮りながら登って行ったが、如何せん光が無い。扇ヶ鼻分岐の樹氷も見事に着いているが輝きが出ない為スルーして先へ進んだ。帰りは真っ暗だろうし残念だった。





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西千里を歩いていると、時折曇り空が一瞬青空を覗かせるようになってきた。星生崎下の岩場で青空背景の星生崎を撮る為にしばらく停滞。





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ガスに隠されていた盟主もようやく姿を現し始めた。ただこれも瞬間の事で、避難小屋に着いて食事を摂った後も、出たり隠れたりの状態だった。
カップ麺とパン、それにコーヒーと何だかなぁの食事を摂り、中岳へ向けて出発。





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晴れたり曇ったりの頻度が大分晴れに偏り始めた久住分れでは星生崎も青空バックに見えてきた。





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ビッシリ付いた中岳分岐先の樹氷が、ようやく現れた太陽にキラキラ輝き、しばしの撮影タイム。





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思いの外早く天気が回復し、御池の周りにも白銀の世界が広がっていた。





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一旦融けかけて再度氷結したように見える御池を横断し吊尾根に上がりこむ。





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中岳山頂に着いて見渡すと午後には珍しいほどの大雲海が広がっていた。盟主や大船、天狗、稲星は見えているが、星生、扇ヶ鼻はまだ雲海に飲み込まれたままで、三俣に至っては下山するまで目にする事が出来なかった。





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中岳山頂では一組の御夫婦がいらっしゃった。どうも何回かお会いした方の様だが、確信が持てなかったので軽く挨拶するに留めたが、帰って確認するとやっぱりその方達だった。





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中岳山頂でしばらく撮影し、その後池の小屋へ移動した。今日の最終目的地は久住分かれ上ノ台にしているので、小屋で時間調整してから向かうことにした。





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無人の小屋で暇に任せて自分撮り。傾いちゃってるし(笑)





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4時を回り、慰霊碑経由で上ノ台へ向かうことにした。トレースの無い斜面を登って慰霊碑まで来て見ると、そこには星生崎と聞いていた山靴さん御夫妻が。星生がガスの中なんでココに変更されたとの事。見てみると星生はおろか星生崎までどっぷりガスに浸かっている。僕の狙いも焼ける雪面と星生崎なんで、上ノ台まで行っても星生崎が出なかったら大撃沈になる。急遽方針転換で、この場にお邪魔虫させてもらうことにした。





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5時前の段階で気温は-12℃。最終-16℃まで確認したが、朝駆けと違って風も弱く、そんなに寒さを感じなかった。もちろん防寒はしっかりした上でだが、スカートの出番までは無く、やっぱ夕駆けは楽だ(笑)
山靴さんとも話したが、ゆっくり寝てからの登山、後の疲労度がまったく違う。





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この場所で夕暮れを迎えた事が無かったので、新鮮に感じながらシャッターを切っていた。
結果から言えば、大雲海に邪魔されピンクの雪面や残照も中途半端な感じだったが、それでも夕方の大雲海には感激してしまった。





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ちょっぴりアーベントする中岳。




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雪を纏った稲星も恥ずかしそうに頬を赤めた。




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日没まで粘って撮影。残照が無かった事がちょっと残念だったが、取り敢えずお二人より先に避難小屋へ降りて衣類調整と腹ごしらえをした。
その後、7時過ぎに二人が降りて来られて、奥様の「お先にどうぞ」の声に甘えさせてもらい、先に降りていった。




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下山はヘッドライトで雪に絶妙の陰翳が付き、おまけに朝駆けほどの体力消耗が無かった為かスピードが上がり、牧ノ戸まで45分。7:05下山開始、7:50牧ノ戸着。軟弱隊の自分としてはビックリのスピード下山だった。





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駐車場であかデミオさんと久し振りのSumiさんにお会いした。お二人は天狗だったらしい。

帰りは凍結が残っているかなぁ、と思っていたが、残っていたのは瀬の本までで、黒川から先は通常の速度で走ることが出来、10過ぎに無事帰宅した。