PENTAX K10D
女神のサプライズ
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御来光を迎え、二人して山頂をうろうろ。展望が良い中岳だけに東西南北被写体だらけで困ってしまう。ただ、ダイナミックな雲海の
動きに合わせて風も出てきたので、体感温度が急激に下がってきた。今日より寒い朝駆けは何度も経験してきたが、その場では今が
一番寒いと思ってしまう。



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大船を見れば嵐のうねりに翻弄されながらも毅然と進路を変えない戦艦の様に見え、やっぱり風格を感じさせる。



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このあたりで防寒は充分しているつもりだが、体の芯から震えが来てカメラを構えてもブルブル揺れてしまって止まらなくなってしまった。
三脚は必要無い明るさなので手持ちで撮って行ったが、帰って見てみるとブレ写真のオンパレード。僕の体の震えはK10Dの手振補正
でも効かないのか、と思ってふと気付いた。三脚セット時に手振補正を切っていたんだった。さっきカメラを確認したらやっぱりだ。
手振れが有ると思って1/15とか1/8でシャッターを切っていたが、止まる訳ない。これで手持ちで止めれるのは僕が知る限り師匠ぐらいだ。



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たまに大船も坊がツル上の雲海に隠れるようになってきた。



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三俣も沈没寸前。ここにHigetias御夫妻がいたらしいので、ご愁傷様アーメン (*^^)v



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黄金色に輝くガスが美しい。たまらない色だ。



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盟主にも星生を越えた北千里からのガスが掛かってきた。



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吊尾根にもガスは押し寄せ、天狗も風前の灯。間違い無くブロッケンが現れるはず、と思って狙っていたら背後にもガスが回り
光が弱くなかなか現れなかった。その代わりと言っては何だが、ガスの中から熱気球が現れた。なかなか気の利いたファンタジーだ。肉眼では薄~いブロッケンもあったんだが。



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1機、2機、3機。上空の風に乗りけっこうな速さで連山を横断していった。



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九重上空のバルーンは初めて見たが、Tさんへの女神からのサプライズ・プレゼントだったんだろう。

一頻り撮影し、各々軽食を摂ったりした。僕はいつもは面倒なんでテルモスのコーヒーですます事が多いが、久しぶりにバーナーで
お湯を沸かす事にした。でもうっかりしたことにボンベの残量不足と低温で火力が弱い。しばらく待ってもなかなか沸かない。
そこでTさんに教わった小ネタを試し火力はupしたが、なんと沸いた瞬間バーナーごと転倒、熱々コーヒーは幻に終わった。
最強山専ボトルからお湯を分けてもらい何とかコーヒーは入れれたが、朝駆けニストにはあるまじき失敗だった。



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9時半を回り、御池を見に行く事にした。上から見ると少し融けているようにも見えたが、どうしてどうして、全面凍結中で、ここだけが真冬の様相だった。
カチカチの湖面は登山靴じゃ滑って歩けないので、軽アイゼンを付けて歩いてみる。〇十kgの僕でも全然問題なく歩けるが
湖面を走る亀裂はちょっと微妙に嫌な感じだ。




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寝転がったり、すべったり。しばらく氷と戯れた後下山にかかる。ポツポツ登山者も現れ始め、快晴の空の下、まるで早春のようだ。
避難小屋に寄り衣類調整の後、登山道がドロドロになる前にと、急ぎ足で降りていくが、すでに融けかかっていて泥濘地と化していた。



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なんとか全容を現した三俣や星生崎なんかを撮りながら下山。さすが鬼脚Tさん、2日連続の登山にもかえって調子が上がっている
みたいで、感心するやらアキレルやら。



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快調に飛ばし12時下山完了。すると駐車場で呼ばれた気が、Higetiasさんだった。久しぶりの再会に(よく考えると今年初めてだった)
楽しい立ち話。三俣朝駆けは御夫妻だったことがここで判明。Tさんを交え4人でしばらく話し込んでしまった。三俣は中岳から見えていた通り
ガスの中で半撃沈状態だったらしい。思いっ切り羨ましがらせてしまった (*^^)v

聞きしに勝る健脚で脱帽のTさんだが、この日の朝駆けが少しは印象に残るBirthdayになった事ならエスコートした僕にとっても
とても嬉しい一日になった事は間違いが無い事だ。ちょっと事・事・文章になってないが・・・。


次回、厳冬のくじゅうを味わってもらいましょうかねぇ。
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牧ノ戸⇒久住避難小屋⇒中岳⇒御池⇒避難小屋⇒牧ノ戸
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8日の日曜日、巷ではターミネーターだのトゥームレーターだの凄い異名がある鬼脚Tさん(別に競輪ファンじゃない)と8ヶ月ぶりの約束を
果たす為に朝駆けした。Tさんは年間120回の登山回数を目指す 山馬鹿 超人で今回が今年度100回目、尚且つBirthday登山と喜ばしい節目となって
おり、そのエスコート役はヘッポコ登山者の僕には少々荷が重いが朝駆けデビューの同行者の栄誉を頂いた。



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いつものように12時過ぎに長者原着。事前の約束通りTさんの車が止まっているのを確認して仮眠する。
3時前にアラームで目覚め、Tさんにご挨拶後、牧ノ戸へ移動する。空は雲一つ無い満天の星空で、満月直前の月が明るく照らしている。
ブリザードに揺さ振られた先週が嘘のように無風・快晴で、撃沈状態は免れそうだが、物足りない夜明けになりそうだ、と贅沢な事を思っていた。



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3時27分取り付き、コンクリート道を登って行く。牧ノ戸には見知った車は無く、一組が準備中だったが、先行者はいないようだ(星の瞬きを
先行者と勘違いはしていたが)。例によって展望台の当にならない温度計は-3℃。風が無い為に寒さは感じないが、登山道はガチガチだ。




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後ろから追ってくる鬼脚に怯えながらも、いつもより明るい月明かりにも助けられ順調に登り扇ヶ鼻分岐へ。少しは風が出てきているが、ガス
も無く視界はクリアだ。沓掛方面に後続のライトが見えるが、今日の朝駆けは少なそうだ。西千里も薄い膜みたいな氷をパリパリ割りながら
歩く。Tさんは月や星の綺麗さに見とれているが、とても前日に由布岳の御鉢巡りをしてきたとは思えない程軽やかな足取りだ。



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星生崎下の岩場も順調にこなし何とか馬脚を現す事無く避難小屋へ。先週は泊りの人が居たが今日は無人だ。小休止を取り
今日の行き先を中岳に決める。ダイヤモンド中岳にも惹かれるものがあるが、3回連続となる天狗よりはBirthdayを九州本土一の高所で
迎える方が印象深い朝駆けになるんじゃないかと勝手に思い勝手に決めさせてもらった。



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御池を高巻きし吊尾根へ。東の空が少し赤く染まりかけてはいるが、焼けるような雲は無い。
6時20分山頂着。さすがに山頂は弱いながらも風が有り寒い。ダウンを引っ張り出し、三脚をセットする。
改めて周囲を見渡すと、どうも全周雲海がある様だ!(^^)!
後続の人は天狗、三俣の西峰を登るライト(後にHigetiasさん御夫妻と分った)
大船の段原にもライトが見える。



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6時50分、徐々に白口岳の後ろが明るくなってくる。今日は黎明と言えるほどの青さは無いが、それでも最近はガスばっかり
で何時明けたとも分らない夜明けが多かったので、御来光を迎えることが出来て女神に感謝だ。



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7時を回りいよいよ御来光。するとどうだ、今までなりを潜めていた雲海が一斉に蠢き出して来た。あっという間に平治、北大船
が飲み込まれ、坊がツルも雲海で一杯になった。三俣にぶつかった流れは北千里に溢れ星生をも飲み込もうとしている。




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Part2へ
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白黒version
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通いなれた九重が別の顔を見せてくれる。
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山下さん達が登ってくる時、避難小屋前までは快晴で良かったよ、と言っていたが、中岳は山頂部分がスッポリ厚いガスに覆われているみたいで
8時から11時まではほとんど大船や久住の姿を見ることは出来なかった。冗談で「山下さんが下山したら晴れますから。」と言っていたが、冗談が
冗談でなくなるかどうかは3枚程下で (笑)。


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10時を回り、山頂で待機すること4時間。いい加減待ちくたびれてきたが、上空は晴れている事間違い無く、時折差し込む日光がとても暖かく感じた。


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11時前に山下さん達が下山して行った。するとどうだ、だんだん上空の青空が見える頻度が増してきて、遂には連山の絶景が姿を現した。


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九重の東から北側にかけて壁のような雲海が圧倒的な迫力を見せ付けていた。


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盟主もガスの中から悠然とその姿を現した。


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先週全面凍結していた御池は、一旦融けてまだ全面凍結には至ってないようだ。


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大船山頂はまだガスの中。


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樹氷が付いた山肌が荒々しくて、スッポリ雪に包まれる時よりも迫力がある。


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夢中で撮影し、そろそろ厳冬の衣を纏った稲星のガメラ岩を見に行くというボッチさんの後を追い中岳を去ることにする。

しかし、これで山下さんの「ガス男」の定評が確立された事は間違い無い (爆)


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途中途中、写真ばっかり撮って全然足が進まないが、高所恐怖症の僕にとってあまり気乗りしない稲星への下山路をなんとかクリア(そこの君、え~っ、あんなとこが、とか思わない)


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稲星へ登り返しながら、振り返る回数が多すぎて時間ばっかりかかる。
ただ、この辺りから右足の踝の上あたりが登山靴のハイカットの所にあたって痛みを感じるようになってきた。この靴はもう3年ほど
使っているので、いまさら何で?といった感じだが、右足を着地する度にズキズキ痛み出した。


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痛みを堪えながらなんとか登り返したが、ちょっと下山が心配になってきた。


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ガメラともご対面、やっぱり厳冬仕様になっていた。でも僕のアングルはガメラに見えない。耳の大きい犬みたいだ(T_T)


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ここでも大船がらみを。

山頂で木下さんと再会。聞けば平治岳にはオアシスさんが朝駆けしているそうだ。
さすが四天王、よく一人で真っ暗な男池からのコースを登るものだ。男はこうじゃなくちゃ、単独行。加藤文太郎の世界だ。
って、憧れるが、みんな用心しようね、冬山は。


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気が付くと時間も1時近くになっている。久住に登り返して下山する木下さんと別れ、池の小屋経由で下山する。


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痛む足に難儀しながら御池の縁を回り、避難小屋へ。すっかり回復した天候でポカポカ陽気、風も無く暖かい。ウェアを調整し、下山する。
ここで、また全員集合状態となったが、みんなは肥前ヶ城の絶壁を見に扇ヶ鼻へ登ると言っている。僕はそろそろ歩くのも大変な状態に
なってきていたので、ここでこっそりサヨナラを言って一人下山した。


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盟主に別れを告げ、ベチャベチャの登山道で転ばないように、右足が痛まないよう側面を付いた様にして慎重に歩き、3:40下山完了。


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西日に照らされて岩が盛んに水蒸気を上げていた。


足は今日の段階でもまだ痛い。赤く腫れているようだが、今後の靴はどうしようか悩むなぁ。
思い切って新調するか、まだまだ使えるし・・・
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牧ノ戸⇒九重避難小屋⇒中岳⇒九重避難小屋⇒牧ノ戸⇒タデ原花散策
PENTAX K10D / NIKON COOLPIXP5000
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結果から先に言えば「大撃沈」の朝駆けであった。

23日の予報は曇り/雨。得てしてこういう場合はほとんど撃沈に終わる事が多いが、満塁ホームランになる可能性も晴天時よりははるかに高い。期待を胸に鳥栖を9時に出発した。夕食に食べた天ぷら定食が胃にもたれてはいるが、それぐらいのカロリーも消費するだろうし、ほぼ一月ぶりの山行に胸が躍る。
今日は九酔渓から筌の口温泉に入浴して牧ノ戸に行くコースをとる。
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11時すぎに入浴、誰も居ない湯船をパチリ。前回もそうだったが、ぬる風呂好みの僕には熱すぎてすぐには入れない。1cm刻みで湯船に浸かっていく。

サッパリして牧ノ戸に着き、2時まで仮眠する。が、今回も寝過ごしてしまった。2時過ぎにボッチさんが起こしてくれるまで熟睡していた。ボッチさんが到着した時に1度起こしたそうだが、起きなかったらしく、ぎりぎりまで待ってくれていたらしい。面目ない限り(ーー;)
ボッチさんと宗像のHさんが待っていてくれた。2時半過ぎ3人で入山する。
沓掛までは上空に月も星も瞬きガスも出ていなかった。扇が鼻分岐で後ろを振り向くと、6,7個のライトが見える。木下組の誰か登って来ているのだろうか。
このあたりでややガスが出始めたかと思うかいなや一面ホワイトアウト状態に。3人でそのうち晴れるさ、などと気楽な事を話しながら4時前に避難小屋着。ここで後方から来た単独行の男性に追いつかれた。ボッチさんの知人だったらしく、僕もあちこちのブログでHNだけは知っていたADさんだった。ボッチさんに紹介してもらい挨拶を交わす。ADさんは天狗に行くということで中岳を目指す僕達が先発する。
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5時過ぎに山頂に着くもガスで何も見えない。この時もまだ期待はしていた。たまに上空はガスが晴れて月が見えたりしていたからだ。
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9月も後半になってくると風が吹く山頂は寒い。ここまで寒いとは思っていなかったが、ザックに入れていたダウンを着ても夏山仕様の体が対応できず震えながら日の出を待つ。

6時前、そろそろ日の出の時刻だがいっこうにガスが取れない。久住も天狗も大船もまったく見えないが、瞬間的にガスが切れた時に撮った唯一の写真が冒頭の大船だ。
今日の朝駆けは完璧な撃沈であった。日の出の時間を過ぎてもガスがあたり一面取り囲んで九重のどの山も姿を現すことはなかった。九重の女神はまだまだ努力不足だよ、そんなに甘くないよ、とおっしゃっているようだ。日の出が駄目なら雲海でもと、ガスの水分からカメラを守ろうとシャワーキャップを被せ、しばし停滞する覚悟を決める。
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3人で話しながら待っているとボッチさんの携帯に電話が。大野城のhigetiasさんご夫妻が天狗からこっちに向かっているらしい。これで朝駆けの6人が判明した。
小雨交じりになった中岳に登って来られたご夫妻に挨拶し、思いの外崩れるのが早かった天気を恨めしく思いながらひとまず避難小屋まで下山することにした。結局雲海も撮れず仕舞いだった。
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ガスに煙る御池の縁を歩き、避難小屋へ。ADさんも休憩中で6人で談笑しながらコーヒーを沸かし簡単な朝食を摂る。そうこうしている内、雨の為に徐々に小屋も混雑し始めたので合羽を着用して下山する事に。雨だから登山者も少なく、このコースの朝駆け時の一番の悩み所「挨拶攻撃」も少ないだろうと思っていたが、なんのその、九州一は伊達じゃなく、続々と登山者が。さすが牧ノ戸コース、オミソレイタシマシタ。
どうも緊張すると、黙るか雄弁になるかのどちらかの性格、今日は後者のようでペラペラしゃべりながらアッというまに下山。同行の皆さん、くだらないことばかりですいませんでした。

下山後はボッチさんのレクチャーでタデ原を花散策。カメラは防滴なのにレンズが防滴じゃないため、中心部が曇ってソフトフォーカスっぽい写真ばかりだった。
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久しぶりに九重を歩き、撃沈とは言え朝駆け仲間と再会し、また輪が広がったり、実り多い山行だった。次回は冬仕様の体で挑戦だ。
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牧ノ戸⇒避難小屋⇒中岳 ⇒稲星分れ⇒池の小屋⇒避難小屋⇒牧ノ戸
PENTAX K10D
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3週間ぶりの山行は稲星山朝駆け、その後鳴子山で名残のオオヤマレンゲ観賞とする予定でした。
金曜日の久留米は午後激しい雨が降り、九重付近の天気予報も曇りと朝駆けには厳しい感じがしていました。しかし、この日を逃すと今週も山に行けなくなるので半ば諦めの心境、あわよくば九重の女神のプレゼントがあるかも、との思いでPM10時久留米を出発しました。
長者原を過ぎ、大曲に差し掛かると視界10メートルも無い濃霧の世界。あやうく牧ノ戸駐車場の入口もわからなくなるほどでした。駐車場内は車が有るのか無いのかさえ判らないほど真っ白で、だんだん雨も強くなってきました。これでは撃沈覚悟なんて言える状況ではなく、諦めて車中泊を決め込みました。
5時過ぎ目覚めてみると、ガスはやや薄くなっているものの雨が降り続いており、入山するには厳しい状況なのでまた寝直すことにしました。
次に目覚めたのが8時過ぎ、家でとる睡眠よりはるかに長時間の睡眠となりました。ただ、暑いのか寒いのかはっきりしない気温で、どうも風邪気味となったみたいで喉もちょっと痛くなり、体調不良を感じつつ朝食を摂ったりして準備します。
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9時過ぎに入山し、久しぶりの牧ノ戸のコンクリート坂に喘ぎます。レインウェアを着ている為最初から汗だくです。展望台の温度計は15度、小雨混じりの天気の為登山者は閑散としています。
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三俣も全然見えず、登路脇の花などを撮りながらのんびり登ります。
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避難小屋までの登山道は何か工事の測量の為か、ピンクのリボンを付けたボルトや杭が変に目立ちました。
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10時30分過ぎに避難小屋着、相変わらず視界はありません。小屋内は幸いなことに無人で、コーヒーを沸かし小休止。
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体調を考え、今日の目標を中岳に決め、11時出発。御池を目指します。登山者もポツポツ見受けられますが、いつものメインルートからすれば静かなものです。
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ガスに包まれて、今にも女神が現れそうな神秘的な御池を高巻きし池の小屋へ。ここで初めて食事中の3人の登山者と天候についての悲観的な言葉を交わします。小屋前は風が強く写真を撮るのも苦労する程。ほとんどの写真はガスが飛んだ一瞬を撮った物で、通常は白一色の世界です。
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池の小屋を後にし、釣尾根から中岳を目指しますが、まったく見えません。前方に学生の一団が賑やかに登っています。その声を追って中岳山頂へ、相変わらず何も見えません。久住、大船はおろか天狗も御池もガスの中です。
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学生の嬌声で騒がしい山頂でおにぎりを食べていると、急に頭上に日差しを感じました。それから2,3分で山頂を覆っていたガスが急激に取れ、坊ガツルや大船がその雄姿を現してくれました。冒頭の写真がそれです。しかし、その景色も長続きせず5分後にはまた元のガスの中に。
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学生の団体が下山後、もう一度ガスが取れないか山頂で粘ってました。でも中々ガスは取れません。そうこうしている内に単独の男性が山頂に来られ、「こっちへ行くと何処へ行くんですか?」と白口岳方面を指差されますので簡単に道案内をしました。でも何か気になるんで、その男性が稲星分れ方面へ降りていかれるのを見て、僕も付かず離れず同じほうへ降りて行きました。稲星分れまで降りて、男性が稲星に登られるのを確認し、ここまで来たなら鳴子へ行こうかとも思いましたが、体調を考え、クレオパトラとの対面は来年に取っておく事にし下山する事にしました。
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池の小屋まで戻ると徐々にガスが薄くなりつつあり、時たま天狗や久住、星生も見えるようになりました。
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空池越しの久住山
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ガスを纏う星生山
天候が回復傾向になり、空もたまに明るくなります。良い感じの雲も有り、今日の夕駆けは劇的なものがありそうな予感がします。でも、日暮れまではまだ時間も有るし、体調も万全じゃないので潔く諦めます。
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今日初めての三俣山。
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西千里を歩いていると星生の稜線が一瞬見えました。
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展望台の温度計は16度を指し、気温の上がらない一日でしたが、レインウェアを終日着ていたのも久しぶりでした。
下山寸前、黒岩山方面も望めるようになってきました。
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ゆっくり歩き、15時30分無事下山。下山後は遠回りしハゲの湯「豊礼の湯」のミルキーブルーの露天風呂に入浴し帰宅しました。
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途中、この空を見てビッグバンを予感。
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久々に下界でこんな夕焼けを見ました。九重の空もどうだったか気になりますが、何か女神からのプレゼントだったような気がします。

来週はいよいよ法華院デビュー。しゅっちゅう行くけど泊まった事無かったんで楽しみです。
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