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1月3日 天狗ヶ城朝駆け 撃沈後快晴の雪景色

PENTAX K10D / NIKON F100

牧ノ戸⇒久住避難小屋⇒天狗ヶ城⇒池の小屋(待機)⇒中岳⇒牧ノ戸
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新年初朝駆けは3日、天狗ヶ城・中岳とした。

2日夜、自宅を10時前に出発。黒木町から矢部村を抜け、小国町へ。矢部村までは雨模様で、九重は夜明け前後から晴との
予報だけが頼りの出発だったが、小国町まで来ると雨も上がりちょっと安心した。黒川を抜け、瀬の本でトイレ休憩。車泊の車があるかな、と思っていたが
レストハウスの駐車場は1台も止まっている車は無かった。取り敢えず牧ノ戸まで行く事にし、新調したスタッドレスの恩恵を受けながら、慎重にやまなみを
登って行った。

途中の路面は積雪も凍結も大した事無く、快調に牧ノ戸12時着。駐車場は全面凍結しているものの、7,8台の車が止まっていた。見覚えの有る
車も無い様なので、4時入山とし仮眠を取った。













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3時に目が覚めてみると正面にボッチさんの車が止まっていて入山の準備中だった。ゴソゴソ起き出し、新年の挨拶をしているとフェアビューさんも
やって来た。天候はちょっと様子見をしたくなりそうな感じだったが、入山するというボッチさんを見送り、僕も準備を始め、30分遅れで入山した。

サクサクの登山道を、それでも用心の為アイゼンを装着して登って行った。展望台の例の温度計は-6℃を指しているが、風が当らないとそう
寒くは感じない。が、ケルンの広場からは例によって長者原側からの吹きっさらしの強風にさらされ、一挙に真冬の登山となった。
急ぎ足で西千里を抜け、避難小屋へ。ボッチさんと合流、その後フェアビューさんもやって来た。この段階で空は満月に近い月とクリアな
星、程よい雲と雪面、絶好の好条件に思えてきて、久しぶりの絶景が撮れる喜びに3人でニヤニヤしていた。ボッチさんは天狗、フェアビュー
さんは稲星に行くという。僕は牧ノ戸では久住東稜に行こうと思っていたが、やっぱり思い直し、新年一発目はやっぱり今年も一番お世話に
なるだろう天狗の女神に御挨拶を、と思い直し、先に出発したボッチさんを追った。




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全面氷結した御池を見下ろしながら天狗の斜面を登っていると、徐々にガスが発生しているようだった。クリアだった視界も徐々に遮られ
始め、山頂に付いてしばらくするといつもの、去年一年悩まされっぱなしだった乳白色の世界になってしまった。まさか、まさか、避難小屋
での30分前の喜びは何だったのか。

気温は三脚に着けていたプロトレックの温度計で最低-7℃、風は常時10メートル程度は吹いていたので、体感は-15℃前後はあったはずだ。

日の出までは一縷の期待を持って山頂待機していたが、結局うっすらと明るくなっただけで朝駆けは撃沈。2010年も昨年同様ガスに
悩まされる一年になりそうだ。ハァ~(ーー;)憂鬱。




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それでも8時半までは待機したが、一向にガスが晴れる気配が無く、風の避けようの無い天狗山頂でのあまりの寒さに池の小屋まで退却。
ガスが晴れるのを待つことにした。小屋では久しぶりの春雪さんと会い、フェアビューさんが肩を落として下山した事を聞いた。やっぱり稲星
も同じだった様だ。御愁傷様です。お互い好きとは言え、難儀な事です。




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小屋内は晴待ちの登山者で一杯で、ガスの濃淡に一喜一憂。結局10時近くまで待機することになった。

ガスが薄くなった頃合いを見て中岳へ。久しぶりの青空と雪景色が広がっていた。山頂で写真を撮っていると福岡の大島さんが登って
来られたので、新年のご挨拶。どうも夜明けのガスは大島さんの影響らしい・・・、へらず口をたたきながらしばらく撮影した。




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昼になってそろそろ下山。吊尾根で池の小屋の様子伺いに行く大島さんと一旦別れ、今年初めて御池の上を通り中岳分岐へ。
すると見た顔が登って来ていた。久しぶりに会うhigetias & mamatiasさんだ。ここでも新年の挨拶をしてしばらく立ち話。





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避難小屋で昼食でもと思うものの大入り満員の為、広場で盟主を見上げながら小休止。
その後、ボチボチ写真を撮りながら2時無事に下山完了。最後の最後で「大転倒」のオチ付きだったが(ーー;)




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今回の山行で一つ気になる事が。樹氷が先日降った黄砂の影響か、まったくきれいでは無かった事だ。エビの尻尾も茶色っぽく薄汚れていた。
新雪はそこそこきれいだが、風に巻き上げられた黄砂がガスに混じって木々に張り付き成長した樹氷は薄茶色で、なんとかならないものか。