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8月8日 天狗ヶ城朝駆け 「僕が朝駆けを止められない訳」

PENTAX K10D / 67
牧ノ戸⇒久住避難小屋⇒天狗ヶ城⇒中岳⇒御池⇒避難小屋⇒牧ノ戸
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これが有るから止められないのだ!

地獄の業火のごとく焼けた空、波打つ雲海、山頂に纏わり付くガス。こんな夜明けを見る為に撃沈を重ねつつ通ってしまう訳だ。
ほぼ2年振りの大ヒット。写真の出来はともかく、自分の瞼に刻みつけ、脳裏にも焼きつけて下山した。


土曜夜中の牧ノ戸、師匠の車を始め見覚えの有る車が数台。入山まで1時間ほど余裕があるんで仮眠しようと思っていたら、山下さん登場。挨拶し、ちょっと話していたら大島さんが起きて来られた。程なく原園さんも現れて、結局ボッチさん以外のいつものメンバーが揃ってしまった。「みんなも好きね~(^_^;)」
2時を回り、順次入山し、途中でみんな一緒になった。













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途中までは全体に良い雲が有り非常に期待出来る感じだったが、西千里まで登って来ると星生の稜線すれすれまで厚い雲が東の空を覆うようになっていた。クリアだった視界もガスの影響か、星も見え隠れしはじめ、僕達の中で悪い予感が漂い始めた。




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避難小屋に着き先行の方に挨拶すると師匠の所のBBSで常連さんの熊本の山靴さんだった。その後久しぶりにお会いするssさんも小屋に入ってこられた。小休止後、山下さん達が天狗へ先行、僕は何処へ行こうか決めかねていたが、結局、皆と一緒に天狗で夜明けを迎えることとした。




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久住別れでようやく東の地平線方面が見えてきたが、地平線と厚い雲の間にスッキリとした隙間が有り、これは焼けると直感したが、後はガスがどうなるか、だった。




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天狗山頂に最後に到着。皆の横に三脚を立て待機する。少し風が有って肌寒く感じるが、いつもザックの中に入れているはずのジャケットが見当たらず、長袖Tシャツを2枚重ねて防寒した。東の空は予想通り徐々に染まってきている。期待がグッと高まってワクワクしてきた。周りを見ると平治にライトが見える。平治に朝駆け、これはあの人しか考えられないなぁ、と話していたが、後でやっぱりその人、〇〇四天王のオアシスさんだった。そうこうしている内に山頂に師匠も登って来られた。今日は常連大集合、でもこんな絶好の日にボッチさんがいないなんて、一番居なくちゃいけない人、寂しくも有り、彼の不運を人事ながら惜しんでいた(^_^)v南無。





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いよいよご来光が近くなり、低い雲が真っ赤に焼けて来ていた。朝駆けは日の出後より、日の出前が勝負。デジタルと再度入手した2代目67を忙しく交換しながら撮って行った。が、多聞に洩れずドッチツカズである意味撃沈(ーー;)。難しいなぁ。




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日の出前から日の出後まであっという間だったが、焼け雲、雲海、ガスと素晴らしい夜明けだった。本当にほぼ2年ぶり、通ってて良かった、と思わせる朝だった。




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裏焼けも素晴らしかった。




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一頻り撮影し中岳に移動。ガスが舞い始めたので次はブロッケン狙いだが、背後のガスが中々薄くならずハッキリしたブロッケンが現れてくれない。ここでまたしばし待機状態、雑談をしながら時間をつぶす。すると「ようこそ九重連山へ」の永松さんが登って来られた。これで師匠と両巨頭の揃い踏みだ。




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まあそれでも何とか数枚ゲットし、9時すぎに下山開始。避難小屋に寄ったら急に睡魔に襲われ、15分ぐらい仮眠してしまった。その後、星生崎下でnono & kehy夫妻に会い、彼らの最近のアルプス登山に対してのやっかみ半分の嫌味を言い(^^♪、立ち話。結局再度合流できた山靴さんと一緒に下山した。




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下山後、久しぶりに男池のおいちゃん家に行き、昼食。水を汲み、野菜を買って帰途に着いた。

撃沈続きでいつもは果てしなく遠く感じる自宅までの距離も、パソコンで早く確認したい気持ちでアッと言う間に着いた感じだった。まるでオアシスさんのキント雲を横取りしたみたいだった。