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11月27日 星生崎朝駆け まるで厳冬期

PENTAX K20D
牧ノ戸⇒久住避難小屋⇒星生崎⇒星生山⇒牧ノ戸⇒男池
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標高800メートルを超えると下界とは打って変って『聖人君子』に変身するT君との久し振りの山行。前日電話を貰い急遽朝駆けに付き合わさせた訳だが、2週に渡ってピーカンの夜明け。ただ山頂はさながら酷寒の世界、ガスが無かった分樹氷も無かったが、風が強く体感温度は多分-10は下らない、(下らないでいいんだろうか?)
まるで厳冬期を先取りしたような寒さだった。

写真的には特にコレと言った物も無く消化不良気味だが、今回の目的、新しく導入した山でのメインレンズ「DA18/135DC WR」の試し撮りには充分だった。今まで16ミリスタートのレンズだったんで広角がちょっと不足するが、望遠側が伸びたんで良しとしよう。












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12時過ぎの牧ノ戸の気温-5℃。止まっている車は2台ほど、それも真っ白に凍り付いている。今日の取り付きは4時予定だから3時間ほど仮眠する事にしてシュラフにもぐりこんだ。
3時のアラームで目覚めると横にT君の車が止まっていた。逆サイドには原園さんと大島さんの車も。挨拶して先に入山する二人を見送り、ゆっくり準備をした。




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4時に入山。東屋で衣類調整し、久し振りの同行に相変らずクダラナイ事を言い合いながら登っていった。この段階は気温こそ低いものの風がまったく無く平和にゆったり歩いて行けた。ガスも無く乾燥しているからか樹氷もまったく付いてない。空には満天の星、綺麗な黎明は見れそうだが、ドラマチックな夜明けには程遠そうだった。凍った地面をザクザク言わせながら登り西千里へ。




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何処に登るかノープランだったんで取り敢えず大島さんが休憩中の避難小屋へ。後で星空撮影していた原園さんも入って来て4人で小休止。その後天狗へ向かう二人が先に小屋を出て行かれたが、僕達はちょっとゆっくりしすぎて天狗方面へ行く時間が無くなり結局星生崎でご来光を迎えることにした。




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6時過ぎに小屋を出て久住分れから星生崎を登り始めたが、さっきまでと打って変って風が強く体感温度がどんどん下がってきた。中腹まで登って背後を見ると地平線上が何とも言えないオレンジ色に染まり始めていた。結局この日のハイライトはそのオレンジ色で、登る途中だった僕達は撮り逃がしてしまっていた。




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ちょっと慌てながら星生崎の上に着き、急いで北千里側に三脚を立てたが強風で三脚が倒される始末。冬装備はもってきていたのでダウンやニット帽で防寒し撮影を始めた。祖母山系が最近のホームになっているT君は馴れない朝駆けで寒そうにしていたが、それでもアッチコッチ移動しながら撮影していた。




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山下さんボッチさんが朝駆けしているはずの大船もオレンジの空に浮かんでいるが、二人のライトの灯りは確認できなかった。後で電話してみたらやっぱり登っていた。




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星生山頂に光が当たり始めた。




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肥前ヶ城、扇ヶ鼻とも徐々に明けて来る。後で聞いたんだが、この頃星生崎下にはsumiさんが居たらしい。




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三俣もモルゲンに染まってきた。




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久住高原にも朝の光が届き、その奥の祖母稜線が輝いていた。




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そしていよいよご来光。稲星の左肩から太陽がまぶしい光を放射していた。鼻水ズルズルになりながら眺めていたが、手元の温度計で-6℃、しかし体感はそれよりも遥かに低くまさに厳冬期並みの寒さだった。今でこれなら果してこの冬の朝駆けは耐えられるんだろうか、ちょっと不安になってきた。





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星生もすっかり明けたのを機に風を避けて食事を採ることにしたが、あまりの寒さに二人ともバーナーの温度が全然上がらず、ぬるま湯でカップ麺を食べる事になった。そうこうしていたら永松さんが山頂から縦走して来られた。




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その後、寒さと睡魔で早く下山して温泉に直行したいと言うT君と永松さんとは逆コースで山頂へ。




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池塘も凍っているようだ。



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霜柱が融けてドロドロになる前に下山。




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山では『聖人君子』のT君と下山すると挨拶を一手に引き受けてくれるんで楽勝楽勝、適当にペコっとしながら下山完了。温泉直行するT君と牧ノ戸で別れ、今月で今年の営業を終えるおいちゃん家へ最後の顔見せへ。食事をしてだらだらしてたら山下さんとボッチさんが大船から降りてやって来た。その後、大島さん、原園さんもやってきて結局いつものメンバーが揃っていた。




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おいちゃん、おばちゃんに又来年と挨拶し、野菜を買って帰宅した。