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5月31日 扇ヶ鼻夕駆け

牧ノ戸⇒黒岩山⇒上泉水山⇒牧ノ戸⇒扇ヶ鼻⇒牧ノ戸
PENTAX K10D
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前日の雨からの回復が午前中かかるとの予報で、朝駆けをあきらめ扇ヶ鼻へ夕駆けしました。

牧ノ戸へ9時着。駐車場はすでに満杯、近隣の道路上に車両が溢れています。さすがに翌日に山開きを控え、ミヤマキリシマもそろそろの九重人気はすごいもので、団体さんがぞくぞく入山されます。どうしたものか思案の後、そのうち駐車場も空が出るだろうと、取り敢えず池山水源に水を汲みに行くことにしました。20リットルポリタンク3個、計60リットル汲み、効率は悪くなるんですが9日に閉まる立ち寄り湯に最後の挨拶に行きました。
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12時に牧ノ戸に戻り、駐車場もまだ空が無いので黒岩山側の林道の上のほうに駐車しました。
夕駆けまで時間が有るので、黒岩山経由大崩の辻まで行ってみることに。どなたかの写真で見たミヤマキリシマ越しの九重連山のアングルを探しながらピストン。結局見つかりませんでしたが、大体の見当を付けて牧ノ戸に戻りました。
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下山中大きな日輪が出てることに気づき撮影。
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14時過ぎにやっと空が出た牧ノ戸駐車場に移動し、しばし軽食を摂りながら時間調整します。
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下山者が減りはじめた15時半入山。最初から汗が流れます。黒岩・泉水の影響か、ただ単にへたれなのか、ザックが異様に重たく感じペースが上がりません。やっとの思いで最初の急登を上がりきり、沓掛の温度計をみると13度。それにしては汗がふきだし、帽子までびっしょりになってます。頻繁に休憩しながら登って行くと、沓掛を過ぎた最初のケルンのところでガスが出はじめました。すれ違う人もいなくなった登山道上もガスで視界不良に。嫌~な思いを感じながら17時、扇ヶ鼻分岐上の小ピーク着。周りはガスで扇ヶ鼻、星生山もまったく見えません。
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上空も暗く、今日はこのまま撃沈か、との思いも頭を過ぎりますが、ここでしばらく様子を見ることに。段々寒くなってきたので上着を着込み、コーヒーを飲んだり、タバコを吸ったり。しばらくすると西の空が少し明るくなってきました。そこで扇ヶ鼻のミヤマキリシマの状態も確かめたいし、取り敢えず山頂まで行くことにして、17時半最後の登りへ。途中ミヤマの状態を確認しながら、肥前が城越しの久住見たさに扇ヶ鼻東端へ。そこには肥前が城の緑に覆われた絶壁越しに高原から沸き上がってくるガスに包まれた久住山が。思わず三脚を立て撮影開始。デジタルとフィルム交互に撮影し、「夕駆けはガスで撃沈でもこの絶景を見れたからOKかな、九重の女神ありがとう」と思ってました。
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ところがです。現実に居たんです、九重の女神が。ひとしきり撮影しファインダーから目を上げてふと右のほうを見ると、自分一人きりと思ってたところに、女性の姿が。遠目に目を凝らすと、なんと坊がツルの野焼きの時に初めてお会いしたkehyさんがいらっしゃいました。そういえば牧ノ戸で僕より先に入山するご夫婦の姿を見て、似てるな、とは思ってましたが、まさかここでお会いするとは。ご主人のnonoさんは星生山で狙ってらっしゃるとの事。さすが九重の変人一族です。それからは日暮れまでの1時間ちょっと、寂しくなくて助かりました。ガスってた連山も徐々にクリアになり、良い具合に空も焼けそうです。19時を過ぎ、いよいよ日暮れ。二人して山頂を上へ下へ、久しぶりのHITでした。これも女神kehyさんのおかげです。撮影後、扇ヶ鼻分岐でnonoさんと合流し、挨拶。なにしろこのブログ第一号のお客さんですから。その後、若くて健脚のお二人に引っ張られ、20時40分無事下山しました。
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下山後、牧ノ戸駐車場で「久住山行クラブ」佐藤さんの車発見。まだ下山してない模様で、なにかメッセージでも残そうかと思ったんですが、お腹も減ってたんでスルーして帰途につきました。