[番外] 10月13日高千穂峰お手軽登山
高千穂河原⇒御鉢⇒高千穂峰⇒御鉢⇒高千穂河原ピストン
NIKON D80 / COOLPIX P5000
前日の久住朝駆けに続いて霧島連山高千穂峰へ行ってきた。思えば登山を始めて2回目、初
めて単独で登った山だ。その時はルートも何も分からず、御鉢の左目を登り、ズルズル滑る赤
土の急斜面で難儀した事が印象深い。高所恐怖症の僕にはこの斜面の傾斜が本当に怖くて
おまけに3歩進んで2歩下がるみたいな所を、最後は四つん這いで登った。
ただ、山頂からの眺めは雄大で素晴らしく、感激した事をよく覚えている。下山時にベテランの
方から溶岩が固まったコースを教えてもらい、あっけなく降りれてやっぱり事前学習が必要だ
と痛感した山だ。
今回は、嫁さん、僕の登山パートナーT君、登山は6月のミヤマキリシマ見物以来となる負けず
嫌いのN君の4人で登った。途中、100キロ以内でカードを差し替えてETCの通勤割引をフル
に利用し、9時半高千穂河原に着いた。道中、ガスっぽいところもあったが、高千穂河原は快晴
で御鉢も綺麗に見えていた。
10時過ぎに登山開始。古宮跡を過ぎ、いよいよザレた登山道に入る。
この頃までは快晴で、写真は下りに撮ろうとデジイチはザックに入れたままで、コンデジだけ手
に持って登っていた。見上げる御鉢の斜面は圧倒される傾斜があるが、小さな子供連れや、ス
リッパ履きの人もいたりする。
今回は右目右目に固まった溶岩の上を快調に登っていく。ここは右と左じゃ大違いだ。それでも
僕と同じ高所恐怖症のN君はちょっと腰が引け気味だが、相変わらずの負けず嫌い魂を発揮し
ている。ちょっと登っては振り返り、雄大な霧島の眺めを堪能しつつ御鉢の縁に着いた。
御鉢は深さも大きさも迫力を感じる。蒸気はそんなに上がってはいないが、馬の背の登山道を
見ると、風が吹いたら僕は歩けないだろうなぁ、と思ったりもする。
急ぐ事も無いのでここでゆっくり小休止。タバコを一本吸い、縦走路を眺める。新燃岳はまだ立
ち入り禁止みたいで、縦走時の迂回路はあるんだろうか?一旦降りるのかなぁ。
馬の背を歩き、御鉢の鞍部に下り、高千穂峰の登りに掛かる。ここでちょっとガスが掛かりホワ
イトアウト状態になる。ケルンや丸太の階段が有るんで道を失う事はないが、展望はまったく無
くなってしまった。そのうち晴れるさ、とガスの中を歩き山頂着。
山頂はガスの上にポッカリ浮かぶ形で、青空は見えるものの展望は無く、登りで写真を撮らな
かった事を後悔したが、後の祭り。この後、下山時まで展望が回復することは無かった。
山頂で昼食を摂る間も景色はまったく見えない。友人らは山頂小屋でビールを買い、一気飲み
で満足そうだ。どこからとも無く線香の香りが漂ってきた。念仏も聞こえてくる。さすがに天孫降
臨伝説の山。この山の姿は神々しさを感じさせる。僕の中では登るよりずっと眺めていたい山
の一番手だ。
昼食後、記念撮影をする。でもここでマタマタ頭に来る光景を目にしてしまった。いい年をしたカ
ップルがわざわざ立ち入り禁止の柵を越えて「天の逆鉾」に触っている。周りの視線なんか無
視だ。登山者も眉を顰めて見ているのに自分達のしている事が恥ずかしくないんだろうか。交代
で写真なんか撮っている。よっぽど注意しようかと思ったが、嫁さんが止めるのですんでの所で
思い留まった。昨日の九重でも標識が折られていたのを目撃した事もあって、ちょっと感情的に
なりすぎていたみたいだ。
1時前に下山開始。相変わらずガスの中だ。でもN君はガスで視界が効かない分高度感が無く
てよさそうだ。僕もちょっとは慣れたのか、最初の頃に比べると少しは耐性が付いたみたいだ。
これなら由布岳の障子戸もいけるかなぁ^_^;
途中、ところどころで色んな小ボケを噛ましながら下山する。
一輪だけリンドウを見つけた。
こんなシーンを見ると高所恐怖症の血が騒ぐ。大きなお世話かも知れないが、あんまり近寄る
なよなぁ。
人の気も知らないでそんなところで靴紐なんか結んで・・・
2時過ぎに無事下山完了。悔しい事にこの頃になるとガスも薄れていた。でも、展望が無かった
登山だったが、久しぶりのグループ登山、十分に堪能させてもらった。
下山後は新湯温泉の白濁した露天風呂に浸かり、6時30分無事帰宅した。今回の連休は九重
の劇的な朝焼けと雄大な霧島に触れ満足の2日間だった。
今週はまたホームに帰って、紅葉三昧としよう。
NIKON D80 / COOLPIX P5000
前日の久住朝駆けに続いて霧島連山高千穂峰へ行ってきた。思えば登山を始めて2回目、初
めて単独で登った山だ。その時はルートも何も分からず、御鉢の左目を登り、ズルズル滑る赤
土の急斜面で難儀した事が印象深い。高所恐怖症の僕にはこの斜面の傾斜が本当に怖くて
おまけに3歩進んで2歩下がるみたいな所を、最後は四つん這いで登った。
ただ、山頂からの眺めは雄大で素晴らしく、感激した事をよく覚えている。下山時にベテランの
方から溶岩が固まったコースを教えてもらい、あっけなく降りれてやっぱり事前学習が必要だ
と痛感した山だ。
今回は、嫁さん、僕の登山パートナーT君、登山は6月のミヤマキリシマ見物以来となる負けず
嫌いのN君の4人で登った。途中、100キロ以内でカードを差し替えてETCの通勤割引をフル
に利用し、9時半高千穂河原に着いた。道中、ガスっぽいところもあったが、高千穂河原は快晴
で御鉢も綺麗に見えていた。
10時過ぎに登山開始。古宮跡を過ぎ、いよいよザレた登山道に入る。
この頃までは快晴で、写真は下りに撮ろうとデジイチはザックに入れたままで、コンデジだけ手
に持って登っていた。見上げる御鉢の斜面は圧倒される傾斜があるが、小さな子供連れや、ス
リッパ履きの人もいたりする。
今回は右目右目に固まった溶岩の上を快調に登っていく。ここは右と左じゃ大違いだ。それでも
僕と同じ高所恐怖症のN君はちょっと腰が引け気味だが、相変わらずの負けず嫌い魂を発揮し
ている。ちょっと登っては振り返り、雄大な霧島の眺めを堪能しつつ御鉢の縁に着いた。
御鉢は深さも大きさも迫力を感じる。蒸気はそんなに上がってはいないが、馬の背の登山道を
見ると、風が吹いたら僕は歩けないだろうなぁ、と思ったりもする。
急ぐ事も無いのでここでゆっくり小休止。タバコを一本吸い、縦走路を眺める。新燃岳はまだ立
ち入り禁止みたいで、縦走時の迂回路はあるんだろうか?一旦降りるのかなぁ。
馬の背を歩き、御鉢の鞍部に下り、高千穂峰の登りに掛かる。ここでちょっとガスが掛かりホワ
イトアウト状態になる。ケルンや丸太の階段が有るんで道を失う事はないが、展望はまったく無
くなってしまった。そのうち晴れるさ、とガスの中を歩き山頂着。
山頂はガスの上にポッカリ浮かぶ形で、青空は見えるものの展望は無く、登りで写真を撮らな
かった事を後悔したが、後の祭り。この後、下山時まで展望が回復することは無かった。
山頂で昼食を摂る間も景色はまったく見えない。友人らは山頂小屋でビールを買い、一気飲み
で満足そうだ。どこからとも無く線香の香りが漂ってきた。念仏も聞こえてくる。さすがに天孫降
臨伝説の山。この山の姿は神々しさを感じさせる。僕の中では登るよりずっと眺めていたい山
の一番手だ。
昼食後、記念撮影をする。でもここでマタマタ頭に来る光景を目にしてしまった。いい年をしたカ
ップルがわざわざ立ち入り禁止の柵を越えて「天の逆鉾」に触っている。周りの視線なんか無
視だ。登山者も眉を顰めて見ているのに自分達のしている事が恥ずかしくないんだろうか。交代
で写真なんか撮っている。よっぽど注意しようかと思ったが、嫁さんが止めるのですんでの所で
思い留まった。昨日の九重でも標識が折られていたのを目撃した事もあって、ちょっと感情的に
なりすぎていたみたいだ。
1時前に下山開始。相変わらずガスの中だ。でもN君はガスで視界が効かない分高度感が無く
てよさそうだ。僕もちょっとは慣れたのか、最初の頃に比べると少しは耐性が付いたみたいだ。
これなら由布岳の障子戸もいけるかなぁ^_^;
途中、ところどころで色んな小ボケを噛ましながら下山する。
一輪だけリンドウを見つけた。
こんなシーンを見ると高所恐怖症の血が騒ぐ。大きなお世話かも知れないが、あんまり近寄る
なよなぁ。
人の気も知らないでそんなところで靴紐なんか結んで・・・
2時過ぎに無事下山完了。悔しい事にこの頃になるとガスも薄れていた。でも、展望が無かった
登山だったが、久しぶりのグループ登山、十分に堪能させてもらった。
下山後は新湯温泉の白濁した露天風呂に浸かり、6時30分無事帰宅した。今回の連休は九重
の劇的な朝焼けと雄大な霧島に触れ満足の2日間だった。
今週はまたホームに帰って、紅葉三昧としよう。
by gin_mh
| 2008-10-16 12:44
| 九重以外の山